おすすめ4K/HDRモニター11選!TVゲームPS4映画
2021/12/31
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ゲーミングや映画鑑賞に最適な4Kモニター、4Kテレビの選び方や基礎知識、おすすめの商品をご紹介します。
このページでは極力初心者にわかりやすく解説しています。
かなり長いので、適当な人気ランキングでそれっぽい商品が選べればいいという方は他のサイトを見た方が早いかもしれません。
あくまでも、自分で買うモニター・TVについては、ちゃんと理解した上で選びたいという方のみ読み進めてください。
最後まで読めば、モニター選びは初めてという方にも、一からわかるようになるはずです。難しいことは何もないので、力を抜いてついてきてくださいね。
それではどうぞ。
目次
4Kってなに?
4Kモニターとは一言でいえば、解像度の面で高い性能を持つモニターのことです。
一体どれくらい高い性能なのでしょうか。4Kの説明に入る前に、まず解像度について少しだけ簡単にお話します。
解像度とは?
解像度とは、簡単にいうと画面の粒度・密度のことです。
液晶パネルは小さな無数のドット(ピクセル)で出来ており、それぞれが色を発することで映像を表現しています。
なのでこのドットの数が多く細かいほど、映像がより精細に、よりキレイになります。上の図でもそうですよね。
この液晶パネル上のピクセル数(密度)を解像度といいます。密度が高い=解像度が高いということになります。
4Kの解像度は市場でもトップクラス
では4Kはどれほどの解像度かというと、下記図を見てください。
現在の市場の主流モニターは「フルHD」です。売り場にあるほとんどのテレビやモニターはフルHDが基本です。電器屋さんや、家電量販店などに行ってみるとわかるかと思います。
4KはそのフルHDの約4倍もの解像度があるのです。
4Kは大画面で特に美しさを発揮
4Kの高解像度モニターの良さは大画面で輝きます。
そもそも大画面というのは、モニターのドットをそのまま引き伸ばしているので、ドットの密度が低いと(=解像度が低いと)、どうしても画質が粗くなってしまいます。
しかし、4Kのような高解像度だと、大画面に引き延ばしても元々のドット密度が高いため画質が精細なままです。
誤解しやすいですが「サイズがでかい=4K」ではなく、「4Kが活きるのが大画面」ということなのです。
ゲームや映画など、4K対応コンテンツも年々増加
4Kモニターを買ったとしても、それで観るコンテンツが4K対応でなければ意味がありません。
古いビデオカメラで撮った映像を、最新のモニターで見ても綺麗にならないのと同じ理屈です。
4Kはデータ量もフルHDの4倍になるので、「なんでもかんでも4Kにしようぜ!」ということには現状まだなっていませんが、技術は日夜進んでいるので、4Kが将来的な主流になる可能性は高そうです。
それを示すように、昨今は4K対応のコンテンツが非常に増えてきています。
例えば、2018年には4Kの地上放送がスタート。ブルーレイはUltra HD blu-ray(UHD BD)が登場し、ゲームはPS4proが4Kに対応しました。
ネットでも4K対応の動画配信サービスがたくさんあります。これはページ後半でもご紹介します。
このように、4Kは一時的な流行ではなく、これからのスタンダードとなる可能性が高そうなのです。なので、今4K商品を購入しておくのは良い選択肢といえます。
豆知識:ハイレゾとハイデフの意味と違いは?
「解像度」を英語で「resolution(レゾリューション)」といいます。よく聞く「ハイレゾ」というのはつまり、「高解像度の~」ということですね。
同じように、「精細さ」を英語でいうと「definition(ディフィニション)」といいます。「ハイデフ」というのは「高精細の~」という意味です。
「ハイレゾ」も「ハイデフ」も大体同じような意味ですね。
4Kモニターと4Kテレビの違いを比較
さて、モニターとテレビの違いに触れないままにここまできましたが、あらためて両者の違いを簡単に説明します。
※ここまで解説した内容はすべて、モニター/テレビ共通の内容なので安心してください。
TVとモニターの違いは端的にまとめると以下の3点です。
- TVチューナーがあるかどうか
- スピーカーがあるかどうか
- 価格と重量にも違い
一つずついきましょう。
TVチューナーの有無
基本的なことですが、モニターは元々PCとつないで映像をうつすための機械です。それ単体では機能しません。
テレビは、地上波放送をみるための機械です。テレビチューナーが内蔵されているので、それ単体で地デジ電波をキャッチし、放送を見ることができます。もちろんモニターと同じようにいろいろな外部機器も接続できます。
ようするに、TVチューナーの有無が両者の違いということになりますね。ちなみに、モニターも外部接続の地デジチューナーをつければ、地上波放送がみられるようになります。
スピーカーがあるかどうか
TVとモニターの違いの大きい部分として、モニターは音声が出ない商品が主流という点も挙げられます。これも両者の用途から出る違いです。
テレビはリビングに置いての番組視聴という用途が主であるため、サウンド面でもこだわりのある商品が多いです。
一方でモニターはPCと接続し、音声はPC本体のスピーカーから出す場合が多いため、モニター自体にはスピーカーがない商品が多めです。
価格や重量の違い
モニターよりテレビの方が機能が多いため、価格も比較的に高めとなっています。同じ理由で、重量もテレビの方が重いことが多いですね。
モニターとテレビの違いは縮まってきている
機能的に両者の境目がだんだんなくなってきています。接続端子の主流であるHDMIはおおむねどんなモニター/テレビにもついています。
なので、どちらかで迷っているなら、自分の生活の中で、使う場面を想像して合っている方を選びましょう。
4Kモニター/4Kテレビの選び方
基礎的な解説はおわりました。ここからは具体的な選び方をご紹介します。
サイズは観る距離で決めよう!おすすめは30インチ以上
TV/モニターのサイズの選び方の一つとして、実際に自宅でモニターを置く場所と、それを観る距離から逆算で決めてみる方法があります。
上は筆者が実際に家電店に行った際にあったポップです。画面からの距離と、それに適したモニターサイズが表示されています。
これを参考にするとモニターサイズの選び方は
- モニターまでの距離が1.2m程度なら30インチが最適
- モニターまでの距離が1.5m程度なら40インチが最適
- モニターまでの距離が1.8m程度なら50インチが最適
ということになります。サイズ選びの参考にしてみてください。
4K画質対応のテレビ/モニターを買うなら、30インチ以上の大き目のサイズをおすすめします。
4Kはそれくらいのサイズに引き延ばしても、鑑賞に堪える画質を持っているので、小さいサイズではもったいないですよ。置く場所が確保できるなら、大きいサイズがおすすめです。
「HDR」とは、明暗表現の豊かさを増す新技術
最近話題となっている新技術にHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)というものがあります。
映像の最も明るい箇所と、最も暗い箇所の幅をダイナミックレンジといいます。そのダイナミックレンジを大幅に広げることで、メリハリの効いた映像を実現しています。
つまり、明から暗までの間の表現がすごく広がる技術ということです。
具体的には、ゲーム内での太陽の明るさ、洞窟の暗さとその中で燃える松明といったものが綺麗に鮮明になります。
デザイナー向け機能がある物は価格が高め
モニターを選んでいると同じサイズでも少し高めの価格の商品が出てきます。よくみると「デザイナーズ」とか「カラーマネージメント」という用語がついていたりします。
これはプロのデザイナーが仕事で使うような精密な色表現に対応しているため、価格が高めになっています。
家庭用にはここまで高度な物は必要ではないと思いますが、こだわりたいという方は選択肢に入れてもいいかもしれません。
おすすめ4Kモニター
27インチ以上のおすすめ4Kモニター
LG 27インチ 27UD88-W
韓国の家電メーカーLGはディスプレイの評判がよく、支持を集めています。色味の良さと、4K60Hzの表示にも対応しているため、60FPSの映像表現もなめらかに描写可能。
iiyama 28インチ GB2888UHSU-B1
PC製造の老舗であるマウスコンピューターの作るモニターは画面分割表示が可能となっています。フリッカーフリーやブルーライト低減も標準装備。
32インチ以上のおすすめ4Kモニター
JAPANNEXT 32インチ JN-IPS320UHD
JAPANNEXTというまだ知名度の高くないメーカーですが、商品の評価は上々です。こちらは画面を4分割まで可能です。本体はベゼル幅(画面外のフチ)が狭く、すっきりとした未来感のあるデザイン。
Philips 31.5インチ 328P6VJEB/11
philipsのモニターは発色がよく、32インチ帯の商品と比べても価格と機能のバランスに優れています。
Acer 32インチ BM320bmidpphzx
ゲーミングモニターでも評判の良いAcerのモニターはなんとフレームレス。画面とフチに段差がないデザインで、より広く大きく感じられます。消費電力を最大4割カットするecoモードもなにげに嬉しい機能です。
40インチ以上のおすすめ4Kモニター
Philips 43インチ ワイドBDM4350UC/11
I-O DATA 40インチ LCD-M4K401XVB
応答速度が2.6msと高速なオーバードライブモード搭載。本体は2センチ弱と物凄く薄くスタイリッシュな外観で、脇にはヘッドホンスタンドもついています。
DMM.make DISPLAY 50インチ
DMM.makeの名の通り、作っているのはあのDMMです。あっちのビデオ業界から黒船が、圧倒的なコスパを引っ提げてやってきました。
特筆すべきはその価格です。50インチでこの値段は価格破壊レベル。DMM初のモニターということで評判はさまざま。ぜひレビューを参考にしてみてください。これでDMMの4Kコンテンツを見たら凄そうです。
4Kモニターの人気の売れ筋ランキング
Amazonのランキングでは、サイズでの絞り込みも行えます。どんな機種が人気か参考にしてみるのもいいでしょう。
HDR機能のついたモニターは現時点ではまだ品数豊富とはいえない状況です。
おすすめ4Kテレビ
4K液晶モニターに続き、4Kテレビのおすすめもご紹介します。
テレビはリビング向けの需要が高いので、40インチ以上からの大き目サイズのラインナップが多めです。
40インチ以上のおすすめ4Kテレビ
LG 43V型 43UH6100
シャープ AQUOS 40型 LC-40U45
シャープのブランドAQUOS。オーディオメーカーのオンキヨーとのコラボで、サウンド面でのこだわりが随一です。
パナソニック VIERA 43V型TH-43DX750
SONY ブラビア 43V型 KJ-43X8000E B
ソニーのブラビア。wi-fi内蔵でスマホやPC内の写真とリンクも可能。空間に合わせたサウンド調整機能もついています。
50インチ以上のおすすめ4Kテレビ
シャープ AQUOS 50V型 LC-50U40
東芝 REGZA 55V型 55G20X
東芝のレグザといえば低遅延のゲームモードでお馴染みですね。会社はいろいろと苦難にあっていますが、国産ブランドが培ってきた技術力の高さは、評判の高さにも結び付いています。
LG 55V型 55UF7710
4Kモニターの人気の売れ筋ランキング
Amazonでは、サイズ、メーカーなどでの絞り込みが可能。どんな機種が人気か参考にしてみるのもいいでしょう。
4Kにおすすめの関連商品
Fire TV
Amazonが売り出すFire TVはテレビにつなぐだけで、すぐに映画やビデオなどの映像コンテンツや、音楽を楽しめるデバイスです。HDMI端子で繋ぐので、TV/モニターで使用可能。
PS4 pro
4Kゲームならやはりこれ。PS4 proでなら4Kに対応したゲームが遊べます。HDMI端子で繋ぐので、TV/モニターで使用可能。
UHD BDプレイヤー
4K品質の映画を再生できるのはブルーレイの上を行く「Ultla HDブルーレイ(UHD)」という規格です。しかし、UHDにはPS4 proでも対応していないため、現状ではプレイヤーが必要になります。こちらもTV/モニターで使用可能。
家庭用4Kモニター/テレビで快適な映像体験を
長文お付き合いありがとうございました。
4Kモニター/テレビは安くない買い物なので、必要な情報を絞ってもこれだけの量になってしまいました。
でもここまで忍耐強く読んだあなたならきっと最高に合ったモニターを選べると思います。ぜひ購入時の参考にしてみてください。
モニターについて、もっと知りたいという方は以下の記事も覗いてみてください。この記事と被らない内容の濃さで、モニターについて詳しくわかりやすく解説しています。