FPS講座:初心者がキルレ1を超える方法 上達に必要な3つのコツ
2017/11/10
記事内に広告を含みます。
FPS初心者向けの講座です。
基本はCoDシリーズ向けですが、他のFPSプレイヤーも読めるように書いています。
目次
FPS初心者の最初の壁「キルレ1」
キルレ1とは?
キルレシオとは1回死ぬまでの間に相手を何人倒したかの平均を表す数値で、キル数÷デス数で算出されます。
一般的には高いほどいいとされる数値で、特にキルレ1は重要なラインです。1を超えれば、自分が死んだ数より敵を倒した数の方が多く、逆に1を割れば死んだ数の方が多いため、キルレ1を超えるかどうかがチーム戦において貢献できるかの境目になっています。
特に、敵のキル数が直接勝敗に関わるチームデスマッチなどのルールでは、キルレが1を割らないというのは非常に重要なことです。
※注意
キルレはあくまで指標の一つであり、FPSの全てではありません。キルレを気にしすぎて楽しくなくなる場合もあります。戦績を気にしすぎるとFPSは修羅の道に変わります。「知ってる!それでも俺は上手くなりたいんだ!」という方のみ、この先を読み進めてください。
キルレ1を超えるには
キルレ1を超える条件を簡単に言いかえるとこうなります。
これを維持するだけです。これだけでキルレ1を維持することができます。
……とまあ、これは理論上の話。
頭でわかっていても出来ないことが、世の中にはたくさんあります。新兵の方は日々もがいているのではないでしょうか?
キルレ1を超えるために必要な3つのこと
そこで、今回はキルレ1を超えるために必要なことを体系的に3つにまとめてみました。
「上手くなりたいけど何をすればいいのかわからない」という方は、次の3つのことを目標にしてプレイしてみてください。
- ①ゲーム内の基本知識をつけよう
- ②エイムを練習しよう
- ③敵の位置を予測しよう
では、これからそれぞれ解説していきます。
①ゲーム内の基本知識をつけよう
武器や装備を覚えよう
使う武器の特徴は覚えておきましょう。使い方や特徴を知らないのに使っているというのも変な話です。
ゲーム内の説明でもいいし、ネットなどで検索してみるのもありです。知識を持っておきましょう。
武器や装備は使い方や性質を覚える意味でも一度は試しておきましょう。いろいろ触ってみて使いやすい武器を選んでみましょう。武器は最初はリコイル(ブレ)が少ないものがおすすめです。
あわせて強い武器の情報なども集めておくといいでしょう。作品ごとに使いやすい武器や人気装備など、話題のものがたいていあるはずです。ただし、他の人に合うものが自分にも合うとは限らない点は注意してください。
武器選びや装備選びは重要です。弱い武器で強い武器を持つ相手に勝つのは難しいでしょう。勝負は戦う前から始まっています。ゲーム内の最低限の知識は持っておくべきです。
マップを覚えよう
マップを覚えることも重要です。地形の特徴を覚えることで、
- この先に何があるか
- どこが有利・不利か
- どこで敵が待っているか(予測)
などいろいろな情報を活用できるようになります。最初のうちは覚えられないかもしれませんが、何度もプレイしていくうちに覚えていくはずです。
マップが中々覚えられない時は、オフラインで一人でマップ散策などをしてみるのもおすすめです。
②エイムを練習しよう
エイム(Aim)とは「狙う」という意味の単語です。このエイム力(えいむりょく)はFPSにとって、「索敵」と同じくらい重要な要素です。
FPSにおけるエイム力とは
- 素早く照準を合わせる力
- 相手を倒すまで同じところを狙い続ける力
の総合力です。
キルレ1未満のプレイヤーに言えることとして、まずエイム力がありません。逆にエイム力があれば、それだけでキルレ1を超えることも可能です。
エイム力はプレイ時間が長くなるにつれどんどん上がっていきますが、意識して練習すればもっと早く向上させることが可能です。
エイム力を身に付けましょう。以下に具体的な方法を提案します。
CPU戦で鍛えよう
ボット対戦とも言われます。搭載してあるタイトルとそうでないタイトルがあるので、ある場合はボット戦でエイムの練習をしましょう。
ボットの強さは「強め」をおすすめします。相手のエイムが速く正確なほど、自分のエイムもそれに適応していくためです。つまり相手の強さに引っ張られるのです。現実の短距離走でも、自分より速い人と走った方が記録が上がるのと似たような理屈ですね。
ただし、ボット戦はあくまでもエイムの練習用で、試合中の立ち回りは対人戦とは異なることは理解しておきましょう。
オンラインで実戦しよう
キャンペーンもクリアして、ボット戦も終わったら、いよいよオンラインに繋いでプレイしてみましょう。
おすすめのルールはチームデスマッチです。一番単純なチーム戦ルールで、おそらくあなたがこの先も一番プレイするルールです。どのFPSにも必ずあります。チームデスマッチでチーム戦の動きに慣れていきましょう。
なお、ときおり他のプレイヤーに「新兵は個人戦ルールに行け」と言われることもあるかもしれませんが、大抵の場合は初心者を鬱陶しがって言っているだけなので、気にせずチームデスマッチへ行きましょう。
初心者のうちは味方がいない個人戦ルールはむしろおすすめできません。チームデスマッチはあらゆるルールの基本モードであり、いろいろなことを学べます。チーデスへ繰り出しましょう。
③敵の位置を予測しよう
FPSにおいてエイムと並ぶくらい重要なのが敵の位置情報です。つまり「索敵」です。FPSの中級者以上は、あらゆる情報から敵の位置を予測しています。
今回はその基本となる「ミニマップでの敵位置の予測」と「耳・目での敵位置の予測」についてご紹介します。
ミニマップから予測する
画面上に表示されているミニマップは情報の宝庫です。ここから敵のいる大体の位置などを予測することができます。
特に見るべきは味方の配置です。初心者は敵の位置のみを見ようとしますが、重要なのは味方の位置です。
ミニマップから敵の位置を予測する具体的な方法を一つお教えします。
下の味方配置を見てください。
このように味方がいた場合、敵の大体の予測エリアは
↑このようになります。味方のいないエリアですね。
とりあえず「味方のいない場所≒敵がいる」と覚えておいてください。
敵味方が同じエリアにいた場合、戦闘が起こり、結果的にどちらかがそのエリアから消えるためです。この考え方は基本となります。
今度は味方や敵の位置を、点ではなくブロック単位で考えましょう。
こうやるとわかりやすいですよね。味方ブロックの反対側に必ず敵はいます。
しかし、ゲームが進んでくると敵味方入り乱れて上記のようなわかりやすい配置になっていないこともしばしばあります。
そういう場合も考え方は同じです。おおまかなブロック単位で考えてみれば敵の位置は予測できます。
少し練習してみましょう。
以下の味方配置の場合、敵がいると予測できるエリアはどこでしょうか?
ブロック単位で考えてみてください。
さて、予測できましたか?
予測出来たらスクロールしてみてください。
ブロックで考えると、以下のようにざっくりと予測できるはずです。
赤い部分が敵のいる予測エリアです。
これで見てみると、下の味方は孤立しており危険な状態にいることがわかりますね。自分がこのように味方ブロックから突出している場合はデスの可能性が高いので、味方ブロックまで下がった方がよさそうです。
このように、ミニマップを見て敵の位置を予測することで、どこに行くべきか、どこが危険かなど、立ち回りの方針も決めることができます。
視覚から情報を得る
CoDの場合、味方がやられた場所にはドクロマークなどが表示されます。このドクロマークは数秒で消えるので、それがあるということは数秒前にそこで味方がやられた=敵が近くにいると判断して間違いありません。
余裕があれば味方の死体にも注意したいところです。マップ上の死体は、ゲーム機の処理能力の都合上、時間が経つと消失します。道に味方の死体があった場合、それは最近キルされたものです。つまり、近くに敵が潜んでいる可能性が高いと推測できます。壁の弾痕も同じ仕様です。
このように、視覚からも敵の痕跡が見つけることができます。これらは索敵の助けになるはずです。普段から目をこらしてみましょう。
あと、解像度の低いTVでプレイしていると、遠くの敵が見えづらかったり、入力遅延が発生する場合があります。
特に映像遅延が起こっていると、反応時間の差で撃ち合いに非常に不利です。余裕があれば低遅延モニターの導入を検討することをおすすめします。今のモニターは凄く綺麗なのでゲーム以外の用途でもおすすめですよ。
モニターについての基礎知識もなるべくわかりやすいように解説しているので、興味がない方もぜひ読んでみてください。
音から情報を得る
FPSにおいて音から得られる情報は超重要です。
例えばスナイパーライフルの狙撃音が聞こえたら、見通しのいいエリアは避けてうかいする。LMGの音が聞こえたら、この先は見張られてそうだからフラッシュを投げてみよう…など対策が出来、生存率を大幅に高めることができます。
また、銃声を聞くことで敵の使用武器を判断したり、敵の足音やガラスの割れた音を聞くことで、索敵することもできます。
このように音から得られる情報は非常に多く、時に第3の目にもなりえます。
音を正確に聞くには、ゲーム内で音響設定を調整したり、スピーカーの音を上げたりするのもいいですが、おすすめはヘッドホン(ヘッドセット)を使うことです。
FPSにおけるヘッドホンの最大の利点は音の方向がわかることです。敵の足音を聞いて、位置を把握することができるのです。中級者以上のプレイヤーはまず間違いなく足音を聞いています。あなたの足音もきっと聞かれています。
ヘッドホンを一度も試したことがない方は、一つ買ってみるといいでしょう。以下のページで詳しく解説しています。
戦場での音に耳をすませてみましょう。
キルレ0.5未満の人へ
「キルレ1未満」を一括りでは語れない
おおまかに「キルレ1未満のプレイヤー」といっても、実はその層は幅広いです。例えばキルレ0.9の人と、キルレ0.1の人とでは実力はまったく違うはずですよね。
キルレ0.5未満のプレイヤーはかなりの確率でFPS初心者なのではないでしょうか。ここではそんな方に向けてキルレ0.5を超えるのに必要なこともお教えします。特別メニューです。
キルレ0.5を超えるために必要なことは次のたった二つです。
①一人用キャンペーンモードをやろう
キルレ0.5以下のFPS初心者は、キャンペーンをクリアするまでマルチプレイに行かない方がいいでしょう。基本操作も学べるので、ぜひプレイしてください。
FPSのキャンペーンモードは楽しいですよ。ぜひ最後までプレイして、ついでに操作方法や画面内HUDの見方も覚えましょう。環境設定も整えましょう。
②もっとプレイしよう
キルレ0.5未満の人はプレイ時間が絶対的に足りていません。頻度とも言います。
スポーツや勉強なども同じで、上達には一定の練習量が絶対に必要です。
リアルでキルレが500以上あった伝説の狙撃手シモ・ヘイヘもインタビューで次のように答えていました。
「どうしたらそんな凄い戦果が残せるのですか?」
「練習だ」
キルレ0.5まではチュートリアルです。テクニックがどうこうの段階ではありません。方法論とか難しいことは忘れてもっとプレイしましょう。
FPSの基本テクニック
ここでは即効性のあるテクニックを教えます。簡単かつ次の試合からもう効果が出るので、ぜひ覚えて帰ってください。
中腰移動はやめよう
初心者の頃はなぜかやりがちですが、単にマトになるだけなのでやめましょう。
たぶん初心者なりに被弾面積を縮めようという工夫なんだと思いますが、マトです。
特に見通しのいい場所で中腰歩きをしている新兵、かわいすぎるのでやめましょう。初心者丸出しです。やめましょう。
タップ撃ちを使い分けよう
射撃ボタンをチョンチョンと押すことで、単発で弾を撃つことができます。これをやると、押しっぱなしで撃つ(フルオート)時より銃のブレが少なくなります。
敵が遠距離で弾が当たらない時などはこのタップ撃ちを試してみましょう。
近距離はフルオート、遠距離はタップ撃ちと使い分けるといいですよ。
ちなみにタップ撃ちは、「指切り」や「バースト撃ち」とも言います。
角は走らないようにしよう
マップを元気いっぱいに走るのは大変よろしいのですが、走っていると咄嗟に敵と出くわした場合に不利になります。
歩いてる状態から撃つのと、走ってる状態から撃つのを比べてみてください。歩いている時の方が早く撃ち始められるはずです。
角などは走らず、なるべく歩いて敵との遭遇に備えましょう。
敵がいそうだと思ったらエイムしておこう
上のと近いですが、角に限らず敵がいそうな場所は備えておきましょう。
敵が頭を出しそうな窓にあらかじめ狙いを定めておくと、敵がヒョコっと顔を出した時にかなり有利になります。
敵がいそうな場所は初心者のうちはわからないかもしれませんが、プレイ経験が多くなれば大体わかるようになってきます。
我先にと行かないようにしよう
チーム戦の話ですが、味方と同じ方向へ走り出す時、是が非でも先に行きたいという思いが強いのか、味方とぶつかりまくるプレイヤーがいます。
狭い通路で詰まると、敵にまとめてキルされかねず危険です。
そういう時は、先に通してあげましょう。敵がいれば、その身をもって存在を教えてくれます。
視点を中央に向けておこう
歩行時にいつのまにか視点が下向きになってないですか?
敵は地面から顔を出すことはありません。視点は画面中央に向けておきましょう。
接敵時に画面中央にエイムを合わせるまでの瞬間に差がつきます。
クリアリングしよう
「クリアリング」とは、そのエリアの安全を確認するという意味です。FPSにおいては室内を素早く見回すというような意味で使われます。
映画かなんかで特殊部隊が「クリア!」とか言って、味方の肩を叩いているのを見たことがありませんか?あれです。
室内に入る時は、敵が潜んでいそうな角を素早く確認しましょう。備えているといないとでは大違いです。
キルカメラは飛ばさず見よう
キルカメラは初心者にとって情報の宝庫です。相手がどんなところから撃ってきたか、自分はどう見えていたか、相手の武器や装備も余裕があれば見ておきましょう。使用者の多い武器はもしかして強武器かもしれません。参考にしましょう。
上手い人の動画を見てるとキルカメラを飛ばしてますが、それはその人が上手いからです。初心者のあなたは飛ばさずに見て学びましょう。
有利な場所を知ろう
マップ内には有利な場所と、不利な場所が存在します。
例えば、建物の窓は代表的な有利ポジションです。窓辺に陣取れば、外にいる相手からはこちらの体の一部しか見えないので、撃ち合いでも勝てる可能性が高まります。
侵入ルートの少ない室内2階など、有利ポジションはたくさんあるので、マップをぜひ研究しておきましょう。
下より上が有利
マップに高低差があった場合、基本的には上側が有利となります。見下ろす側は体を晒す面積が狭く、見上げる側は大きいためです。これは基本として覚えておいてください。
現実の戦場も同じ原理で、山頂に城砦が多いのはこのためです。防御の際に有利なんですね。
冷静になろう
敵にやられた後、ムキになって同じところに何回も何回も突撃してませんか? 感情がたかぶっていると、行動や思考パターンが隙だらけになり、ますますデスを重ねてしまいます。
まずはクールダウン。現状を把握して冷静に立ちまわりましょう。メンタル面は、初心者が唯一上級者に勝てる可能性がある部分です。
最後に
ここまで読んだあなたは素質があります。
上手くなるために自主的に情報を集めている。その結果こんな長いページをここまで読んだ。
これだけでもうあなたは十分キルレ1以上にいく素質があるといえます。物事の上達に最も必要な向上心を持っています。あとは実行するだけです。
キルレ1を超えだすとFPSはもっと楽しくなりますよ。キルレ1は通過点にすぎません。
臆せずに戦場へ向かいましょう。熟練の先輩たちが皆さんを優しく出迎えてくれるはずです(有利ポジションから)
Comment
いいですねもっといろん人に見てもらいたい
初心者はダンゴで行動したがるが
体力が低いFPSのキル系ルールにおいて
2人以上で同じ方向を進むのは無駄
誰かと同じ方向に進むのはやめるべき
全員で違う方向に進みクリアリングして安全な領域を増やしていく
そうすることで相手の位置を予測出来る。1対1で勝てなくても仲間のキルを奪ったり無駄な足音立てるより撃たれることで貢献できる。基本はパトロールだから仲間が向いていない方向に慎重に進もう
いろんなゲームでよくいる初心者は
足音立てたくないが故に走らない人が多いと思います
特にCODとかのMAPが広いゲームは歩いてるとすぐやられます
なるべく走って、初めて見る場所はADSしていくのがいいと思います
めっちゃいいや(?_?)これー
有り難う御座います!早速練習してみます!
>>ナイト さん
確かに走らない初心者は多いですね…でも、走りすぎは良くないですよね!(いつも走りまくって見つかって撃たれてた人)
突っ込みすぎもよくない、と…
やっぱりバランスよくですかねー…?